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円滑な政策移行と評価多いのではないか=内田日銀副総裁

2024年03月29日(金)10時41分

日銀の内田真一副総裁は29日の参院財政金融委員会で「大規模な緩和から円滑な移行が行われたとの評価が多いのではないか」と述べた。写真は、2023年2月24日に衆院の公聴会で発言する内田氏。(2024年 ロイター/Issei Kato)

Takahiko Wada

[東京 29日 ロイター] - 日銀の内田真一副総裁は29日、参院財政金融委員会で、大規模緩和の修正に踏み切る前に日銀が政策に対する考え方を丁寧に対外的に説明し、市場が織り込む中で政策変更を実施したことで「各国の中央銀行を含めて国際金融市場では、大規模な緩和から円滑な移行が行われたとの評価が多いのではないか」と述べた。

勝部賢志議員(立憲)の質問に答えた。

内田副総裁は、日銀として、物価目標の実現を見通せるかを確認する上で春季労使交渉の動向が大きなポイントになること、目標実現が見通せる状況になれば大規模緩和の修正を検討すること、政策を見直す際にはその前後で不連続な変化が生じないようにすることを対外的に説明してきたと話した。

(和田崇彦)

ロイター
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