最新記事

TikTok

メルセデス・ベンツ、次期型Eクラスで「TikTok」が利用可能に

2023年2月24日(金)09時30分
冨田龍一
次期型Eクラス

次期型Eクラスのセンタースクリーン Photo: TikTok

<世界の公的機関では利用を禁じる動きが急拡大する「TikTok」だが>

メルセデス・ベンツは現地時間2月22日、次期型Eクラスでは「TikTok」などのサードパーティ製アプリをダウンロードし、センタースクリーンで利用可能になると発表。もちろん停車している必要があるが、車内での動画撮影、投稿、視聴などができるようになるという。

【画像】「TikTok」を搭載したメルセデス・ベンツの次期型Eクラス

発表に際して、TikTokの流通事業開発ディレクターであるデビッド・サイデン氏は「我々が展開するモバイルアプリは人々に、1日を通して多くの『小さな幸せの瞬間』を提供しています。メルセデス・ベンツとの提携により、ユーザーの皆様が、愛するコンテンツをより多くのシチュエーションで楽しんでいただけるようになるでしょう」とコメントした。

次期型Eクラスでは「TikTok」のほかにも「Zoom」や「Webex by Cisco」といったビデオ会議ツールのほか、ブラウザの「Vivaldi」、ゲーム「Angry Birds」などが利用可能になる。その他多くのアプリも提供に向けて準備中だという。

若者を中心に人気を集める「TikTok」だが、アメリカの公的機関ではその利用を禁じる動きが急拡大している。

【関連記事】【解説】強引なデータ収集、若者への悪影響...アメリカの学校で加速する「TikTok禁止」が妥当である理由

また欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会も現地時間2月23日、職員による公用端末での「TikTok」の利用を禁止すると決定した。サイバーセキュリティー上の懸念があり、情報流出を防ぐことなどを目的としているという。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英賃金上昇率、1─3月は前年比6.0% 予想上回る

ワールド

プーチン大統領、16-17日に訪中 習主席と会談へ

ワールド

英当局、国家安保法違反で3人逮捕 香港長官「でっち

ワールド

焦点:ロシア新国防相は「ソビエト的」、プーチン氏盟
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 2

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少子化の本当の理由【アニメで解説】

  • 3

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 4

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 5

    年金だけに頼ると貧困ライン未満の生活に...進む少子…

  • 6

    「ゼレンスキー暗殺計画」はプーチンへの「贈り物」…

  • 7

    アメリカからの武器援助を勘定に入れていない?プー…

  • 8

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 9

    「人の臓器を揚げて食らう」人肉食受刑者らによる最…

  • 10

    ブラッドレー歩兵戦闘車、ロシアT80戦車を撃ち抜く「…

  • 1

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 2

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 3

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地ジャンプスーツ」が話題に

  • 4

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 5

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 6

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必…

  • 7

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 8

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 9

    日本の10代は「スマホだけ」しか使いこなせない

  • 10

    ウクライナ防空の切り札「機関銃ドローン」、米追加…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 6

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中