最新記事

ミスコン

女性の美を競う世界大会5大会すべてで黒人女性が優勝する時代に

2019年12月25日(水)16時45分
安部かすみ

「ミス・ワールド」2019で優勝したジャマイカ代表のトニアン・シンさん Henry Nicholls-REUTERS

<ミス・ワールド、ミスユニバース、ミスアメリカ、ミスUSA、ミスティーンUSAと5大会すべてにおいて、黒人女性が世界一の美の頂点に立った......>

ビューティー・パジェント(美のコンテスト、ミスコン)世界4大大会の一つ「ミス・ワールド」が12月14日にロンドンで開催され、2019年の世界の美の頂点として、ミス・ジャマイカのトニアン・シンさんが選ばれた。

そこでは、最後まで共に競い合ったライバルのミス・ナイジェリアのリアクションが話題になった。ミス・ワールドの発表と共に、飛び上がって小躍りした女性は実は優勝者ではなく、ファイナリスト5人のうちの1人だったミス・ナイジェリアのニカシ・ダグラスさん。優勝を逃したものの、シンさんの勝利を自分のことのように喜んだ。

The Sweet Way Miss Nigeria Celebrated Miss Jamaica's Win


その後のインタビューで、ダグラスさんは歓喜の理由について「シンさんが素晴らしい女性で、期間中自分をサポートしてくれていたから」と語った。ダグラスさんの反応についてツイッターでは、「思いやりと友情にあふれた人」と賞賛の声が上がった。

年代によって変わる美のトレンド

日本代表が、世界4大大会の1つで世界の頂点に立ったのは、森理世さんがミス・ユニバースで優勝した2007年と10年以上前のことになる。その前年には同じミス・ユニバースで、知花くららさんも準ミスに輝いている。しかし「美」の基準やトレンドは、年代とともに変わってくるようだ。

そして2019年は異例とも思えることが起こった。それは先述のミス・ワールド(本部はイギリス)に加えて、米国が主導するミスユニバース、そして米国内のミスアメリカ、ミスUSA、ミスティーンUSAと5大会すべてにおいて、黒人女性が世界一の美の頂点に立ったのだ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

マスク氏が訪中、テスラ自動運転機能導入へ当局者と協

ワールド

ハマス代表団、停戦協議でカイロへ 米・イスラエル首

ワールド

バイデン氏「6歳児と戦っている」、大統領選巡りトラ

ワールド

焦点:認知症薬レカネマブ、米で普及進まず 医師に「
今、あなたにオススメ

RANKING

  • 1

    「自由すぎる王族」レディ・アメリア・ウィンザーが「…

  • 2

    ウィリアム王子の「変な踊り」が話題に...女王代理の…

  • 3

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 4

    ミーガン・フォックスの「すっぴん」に「誰これ?」..…

  • 5

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 1

    ミーガン・フォックスの「すっぴん」に「誰これ?」..…

  • 2

    メーガン妃から「ロイヤルいちごジャム」を受け取っ…

  • 3

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 4

    ウィリアム王子の「変な踊り」が話題に...女王代理の…

  • 5

    サッチャーから気鋭の記者まで演じ、「Gスポット」を…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    メーガン妃は「努力を感じさせない魅力がお見事」とS…

  • 3

    エリザベス女王が「誰にも言えなかった」...メーガン…

  • 4

    キャサリン妃とメーガン妃の「本当の仲」はどうだっ…

  • 5

    メーガン妃から「ロイヤルいちごジャム」を受け取っ…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:世界が愛した日本アニメ30

特集:世界が愛した日本アニメ30

2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている